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大手配信者は、なぜニコ生から去ったのか

「ニコ生から大手配信者の流出が止まらない・・」などと書くと、まるで大手企業から海外やイノベーティブな中小零細企業にヘッドハントされるビジネスマンのようである。しかし、事実としてニコ生から配信者は去っている。

 

この問題に対しては、「ニコ生というプラットフォームと匿名コメント」の2つに問題があるとする批判が多いようだ。

ここで私は、以前からブログでも書いてきたように、ニコ生の問題は完全に匿名コメントにあると主張したい。

 

動画サイトはどこも似たり寄ったりで、一長一短であり、同じような問題を抱えていたりする。むしろ、ニコ生は延長無料化とクリエイター奨励プログラムがあるので、非常に抜きん出たサイトだ。

 

他の配信サイトは投げ銭が主な収益源だが、ニコ生はアフィリエイトやプレミアム会員の会費を元に配信者に還元される仕組みだ。

これは、本来ならリスナー負担が全くない、「Win-Win」の関係になるはずなのだが、保守的なニコ生リスナーは「乞食行為」としてこれを嫌う傾向がある。これがまた「ニコ生離れ」を生む原因となっている。

 

あんこちゃんという配信補助ツールのバグや、「N-air」という配信ツールの使いづらさはストレスだが、私が思うに、ニコ生は依然として最高の動画配信サイトだと思う。

 

しかし、ニコ生運営は恐らくかなり前から気づいていただろうが、ニコ生の致命的なリスクは「ニコ生リスナー」という除去不能な悪性腫瘍だったのだ。

 

184の匿名コメントによるニコ生文化は、ネットスラムの掃き溜めと云って良いだろう。他の配信サイトが力を持つまでは、ニコ生リスナー達は「自分達が配信者を飼っている」ような錯覚を持っていたのではないか?

 

確かに、ツイキャスやふわっち、YoutubeLiveのユーザー数が一定数になる以前は、配信者にはニコ生という選択肢しかなかった。そこでは、リスナーから見た買い手市場であり、「俺達が配信者を選ぶ」という意識を存分に持てた。

 

だからどれだけの罵詈雑言を浴びせられても、大手配信者であっても簡単にNGにする事はできなかったし、NG登録しても週ごとにリセットされるIDというクソシステムによって、悪質な匿名ユーザーが蔓延るという状況であった。

 

最初は良心的なユーザーであっても次第に文化に毒されていくものだ。みんなが罵倒しているから自分も罵倒する。理由は何でもいい。日本人は集団主義のDNAを持つので非常に流されやすい。

 

こうして匿名コメントによるネットスラムは、ある瞬間まで最悪の意味において栄華を極めた。

 

大手配信者Nのツイキャス移籍は決定的だったと思う。

あれだけニコ生にこだわってきた人がツイキャスに移籍し、見事に成功しているのだから。むしろ、ニコ生より収入もファンも増えているのではないかというくらいに。

 

N氏は「もうニコ生はいいよ」と言っているらしい。

 

今まで散々彼の事を「グロテブ」と叩き続けた私だが、今思うと本当に酷い事を言ってたと思う。そして、帰ってきてもやはり同じ事を言うだろう。

 

なぜなら、それがニコ生だから。