「働かなくていい時代が来る」と言ってる人達は働きまくってる

 

僕たちはもう働かなくていい (小学館新書)

僕たちはもう働かなくていい (小学館新書)

 

 

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ホリエモンを筆頭に落合陽一、西野亮廣さん辺りが良く「AIによるシンギュラリティで生産性の低い人の仕事は無くなり、遊びが仕事になる」みたいな事言ってる。

 

確かにスーパーやコンビニは無人化されてきているし、AIを使わずともあらゆる産業で自動化の流れはある。

 

そうは言っても現状、専門職だけでなく単純労働でもとにかく人が足りない。有効求人倍率の推移を見ても、労働力が足りていない事は明らかだろう。

 

むしろ、仕事はどんどん増えているのだ。

 

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ホリエモンの発言に矛盾を感じるのは、彼が「ゼロ」や他の著書において、「仕事によって人とつながれる」「さあ、働こう」などと言ってワーカホリック的な仕事至上主義を掲げる一方、「働かなくていい」とニートを肯定する事だ。

 

確かに「仕事で他者や社会と繋がれる事」と「AIによる自動化で働く必要がなくなる事」は同時に論じるべきではない。

 

しかし、ゼロであれだけ働く事の重要性を説いておいて、「働かなくていい」「だらだらしていい」と発言する事には違和感がある。

 

私は働かず生活保護を貰う身なので、そういう人達がいかに肩身が狭いか良く知っている。そうは見えないかもしれないが、世間から冷たい目で見られたり実際に嫌味を言われるから、虚勢を張るように強い態度と強い言葉を発しているだけだ。

Youtube等で生活保護の推奨をしている人がいるが、彼の世間に対する対抗意識というか、憎悪に似た敵対意識も理解できる。

 

働かないという事は、少なくとも今現在は社会に許容されていないし、憲法上も勤労の義務がある。親が資産家であるとか、株や不動産などで不労所得があるならば文句は言われないだろうが、生活保護バッシングは確実にある。

 

これはネットだけではない。

むしろあまり言わないだけで、リアル社会の方が悪質な暴言を言われる事が多い。

 

どこで言われるかというと、驚くべき事に病院だ。

病院の受付に「あの人生活保護なんでしょ(笑)」と陰口を言われる事はたまにある。わざと聞こえるように言ってくる。病院の受付など社会的地位が低く、待遇の悪い仕事をしている人ほど社会の底辺には厳しい。

また、病院以外では生活保護の受給者であると発覚する事がほとんどないという事もあるだろう。

もちろん、こういう人達はごく一部だけど、本当に稀というほどでもない。結構あるのだ。

 

話を戻すが、働かない事のデメリットは多い。

ほとんどの人は嫌々仕事をしているだろうが、働く事のメリットは結構たくさんある。

 

1.専門スキルの向上

2.他者・社会との接点となり、社会性の向上

3.社会的地位

4.経済力

 

生活保護は実際、働いていない割には恵まれた生活ができるが、そうは言っても贅沢は全くできない。

特に言いたいのは、絶望的にモテない事。

 

普通のおっさんはそもそもモテないという事だろう。

おっさんと付き合うメリットは、ズバリ金だろう。

特に結婚を視野に入れるのならば、安定性と経済力が全てだ。

公務員がモテる時代に、無職がモテるはずがない。

 

そりゃそうだろうと思うだろうが、結構深刻な悩みでもある。

「じゃー働けよ」と自分でも思うが、働きたくない。

働いたから彼女ができるわけでもないしね。

 

ホリエモンも落合陽一も働きまくっている。

両者とも仕事が本当に好きなのだろう。

彼らはモテるために働いているわけではないだろうが、結果的に他者との繋がりも経済力も仕事で得ている。

 

結局のところ、仕事によって自由を手にしているのだ。

これは彼ら自身が何度も言っている事だ。

 

貴方は働かなくていい時代に働かなくなるだろうか。

 

「AIによって仕事が奪われる」

こんな良く分からない危機感が囁かれる時代だ。

働きたくない、と同時に人は働きたがっている。

 

働かない事はアイデンティティを失う事だとみんな知っているのだ。